いつ離乳食を始めるべきでしょうか?
赤ちゃんが離乳食を始める時は、どの親にとっても大きな一歩であり、とてもワクワクしますよね。
しかし、いつ離乳食を始めるのが適切なのでしょうか? 情報がたくさんあり、もしかしたら混乱してしまうかもしれません。
結論、日本では生後5か月〜6か月、世界では生後6か月だそうです。ちなみに私たちは生後6か月になったタイミングで離乳食を開始しました。
正直、いつから始めるべきか、何か目安みたいなものがないか、このトピックについて、私たちはいろんな記事や本を読みました。その内容について、参考になった目安を今回はご紹介します。
それでは、いきましょう。
赤ちゃんは離乳食を始める準備が整っていますか?
赤ちゃんが離乳食を始めるには、以下に記載の身体的な準備が整っている必要があります。
離乳食を始めようと思っている方は、チェックしてみよう!
頭と首のコントロールについて
赤ちゃんが安全に離乳食を取るためには、頭と首のコントロールが上手にできる必要があります。
また、支えられながらまっすぐ座ることができる必要があります。
赤ちゃんが誰からも支えられずに、一人で座ることができる必要があるということはありません。
ただ、親や椅子などで支えられながら、安定した姿勢で頭を支えることができるようになる必要があります。
頭や首のコントロールがうまくできない場合は、離乳食を始める準備ができていないだけ。
舌の突出反射について
この反射は押し出し反射とも呼ばれます。唇を触られたり、食べ物を口に入れられたりすると、赤ちゃんが舌を出したり、前に出したりする反射のことです。
この反射が残っている赤ちゃんは、食べ物を口の奥に移動させて飲み込むことができず、出された食べ物はすべて前に押し出してしまいます。
これは、赤ちゃんが食べ物を嫌がっている、吐き出していると思う人がいるかもしれませんが、そうではありません。
離乳食を与えても、全部が前に出てしまい、飲み込まない場合は、離乳食を食べる準備がまだできていない証拠です。
数週間後にもう一度試してみてください。
好奇心について
離乳食の準備が整った赤ちゃんは、一般的に人が食べていることに興味を持つようになります。
好奇心だけで離乳食を開始できるというと、そうではありませんが、頭と首のコントロールがうまくできていること、舌の突出反射がなくなっていることに並び、有効な目安となりますので、チェックしてみましょう。
歯並びについて
離乳食を始めるのに歯は必要ありません。
私たちの赤ちゃんは、歯がない状態でも食べることができていたので、とてもびっくりしました。
歯がないなりに一生懸命食べたよ。
離乳食の開始時期について、ガイドラインや専門家は何と言ってるのでしょうか?
ここではガイドラインを要約しています。もっと詳しく知りたいという方は、下記のリンクからご覧ください。
世界の開始時期について
世界保健機関(WHO)やユニセフでは、赤ちゃんが離乳食を始めるのを生後6か月まで待つことを推奨しています。
早すぎず遅すぎず6か月だそうです。(WHOはこちらから、ユニセフはこちらから)
日本の開始時期について
厚生労働省によると、離乳の開始はなめらかにすりつぶした状態の食物を初めて与えた時をいい、
時期としては、個人差もあるが生後5か月から6か月頃が適当とのこと。(授乳・離乳の支援ガイドから)
ただ、子どもの発育及び発達には個人差があり、月齢はあくまでも目安であるため、子どもの様子をよく観察しながら、親が子どもの「食べたがっているサイン」に気がつくように進めていってください。
食物アレルギーの発症を心配して、離乳の開始や特定の食べ物の摂取開始を遅らせても、アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はなく、生後5〜6か月ごろから少しづつ始めた方がいいらしいです。
ただ、ハチミツは乳児ボツリヌス症を引き起こすリスクがあるため、1歳を過ぎるまでは与えないようにしてください。
では、いつ赤ちゃんに離乳食をあげればいいのでしょうか?
私たちは、もうすぐ1歳になる女の子を生後6か月まで母乳だけで育てました。
日本に住んでいるので、安全で栄養を補うことのできる食品を手に入れることができるのはとても恵まれています。
また、医療機関も充実しています。
私たちは、我が子が上記で取り上げた発達状況を考慮し、生後6か月になったタイミングで離乳食を開始しました。
離乳食の開始は、子育てにおける大きな1歩ですが、あまり心配しすぎず、リラックスして臨んでください。
もし、赤ちゃんが離乳食を始める準備ができていて、発達段階も整っており、遅くとも6か月までに始めるのであれば、ガイドラインに基づいており安心して大丈夫。
もし、従来の離乳食と赤ちゃん主導の離乳食のどちらを選ぶか決めているのであれば、これに関する私たちの記事もぜひご覧ください。